「英語が完璧でなくても、コードで信頼を勝ち取ることはできる」——米暗号資産大手Coinbaseで日本人初のVice President of Engineering(VPoE)を務める佐藤健太氏(仮名)は、こう語る。

リクルートでの10年

佐藤氏はリクルートで10年間、大規模Webサービスの開発をリードした。数億PVを処理するシステムの設計・運用経験が、後のCoinbaseでのキャリアの土台となった。

「日本の大手テック企業で得られる経験の価値は、自分が思っている以上に高い。特にスケーラビリティとデータ一貫性に関する知識は、グローバルで引く手あまたです」

転機はOSS活動

佐藤氏がCoinbaseの目に留まったきっかけは、OSSへの貢献だった。Kubernetesのコントリビューターとして活動する中で、Coinbaseのインフラチームのエンジニアと知り合い、声がかかった。

VPoEとしての日常

現在は東京からリモートで、サンフランシスコ・ニューヨーク・ロンドンに分散するエンジニアチーム(約200名)を統括している。「時差は確かに大変ですが、非同期コミュニケーションの文化が根付いているので、問題なく機能しています」

年収は日本円換算で約5,000万円。「報酬も大切ですが、世界最高峰のエンジニアと日常的に仕事ができる環境が何よりの財産です」